八重山うた大哲会 大阪支部

初心者Ｔさんとお稽古していて終了間際のこと、

「あの、とぅばらーまって難しいんですか？」
「え、まぁ、ね。どうして？」
「大浜みねさんのを聞いて、素敵だなって思って」
「んん～、じゃ調弦から変えようね」と本調子から二揚へ。

調子を変えることも初めてなので、まずそこから。
もちろん歌える曲もないので、とぅばらーまのさわりだけ歌ってあげて。
「これを歌えるようになるまで、もっと簡単な曲からお稽古するんよ」と
千鳥節や黒島節の工工四を見てもらって下老の説明。

「やはりあがろうざにします」と、怖気づいたのか明るく帰って行きましたが、
嬉しかったですよ。
自ら「これを歌いたい」って言ってくれるのに成長を感じました。

でもね、ゆっくりでいいから確実に歩いていこうね。

さて、上級者のお稽古はコンクールモード一色です。
金曜日から出発なので、軽く歌うだけにして確認のみ。

コンクールの舞台の上で頼れるのは自分の集中力を持続させることと、
どれだけお稽古してきたか、その量だけです。
皆さんはこの日のために２年、努力を重ねてきました。
だから大丈夫、自分の稽古量を信じて堂々と舞台に立ってください。
会場で見守っています。

打上で美味しいお酒を飲みましょうね。


Ｂｙ　ちかねぇ